伊藤瓦店のこだわり ~その一~

伊藤瓦店のこだわり 『自家製プレカット方式』

≪谷瓦のカット≫

屋根の設計によっては、長い谷が出来る場合があります。
夕立ちでも来ようものなら、1級河川程の水量になりそうです。
谷が長い場合は、水量を考慮して、シーラを挿入して逆流防止を施します。
こんなに長い谷瓦を現場でカットすると、屋根中、家中 瓦の粉じんで真っ赤になってしまいそうです。

ここで伊藤瓦店自慢の自家製プレカット方式の登場です!

三角の谷瓦はすべて伊藤瓦店の倉庫でカットしてきますのでホコリはほとんど立ちません。
(小勝手瓦の耳カットと穴あけによるホコリは多少あります)

谷瓦

谷瓦

この仕上がりをご覧ください!!
ディスクグラインダーでのカットでは、ここまで奇麗にはカットできません。!!


作業はまず 瓦の地割線から谷の一番下と一番上付近の勝手瓦(谷に伏せる三角形状にカットした瓦)の寸法を測定します。
そしてそのデーターをパソコンに入力して、各列の勝手瓦の大きさのデーターをプリントアウトします。

谷瓦

谷瓦切り機

15年程まえに作製して、改良に改良を重ねてきた当店自慢の伊藤瓦店特製≪谷瓦カットマシーン≫です。(良く見るとだいぶ古くなってきました。今年あたり2号機を作りたいです。同業者の方で、制作希望が有ればご連絡ください。)

谷瓦切り機2

切断面はご覧の通り≪真っ直≫です。切断面は、好みに応じて角度をつけることも可能です。

土居のし瓦


この≪谷瓦カットマシーン≫は「谷瓦のカット」の他、ご覧のような「のし瓦」留め部分のカット、特殊な小幅瓦の作製、最近では洋瓦の棟部分、隅棟部分も≪谷瓦カットマシーン≫でカットしています。
洋瓦の棟部分、隅棟部分は葺き土幅が狭い為正確なカットが要求されるので≪谷瓦カットマシーン≫が最適です。


≪袖瓦のプレカット≫

当店では、屋根の横(袖部分)に使用する瓦(袖瓦)は、屋根に揚げる前に、当店作業場の合端台(瓦を葺く状態に並べて寸法、形状を磨り合わせる為の台)の上で磨り合わせて、番付を付けてから現場に持ち込みます。

雨降りの仕事確保も一つの目的ですが、現場で合わせた袖とは一味違った良い出来栄えに成ります。
袖の線が真っ直ぐ通っているのは切り妻屋根の大事なチャームポイントです。

袖瓦のプレカット
袖瓦のプレカット作業(合端)をする作業場です。

ito-kawara